ゆるくてかたい26才おなごの日記

気持ちはかるーく心はゆるーく。おかたいところも、あるんだな。気ままに書いてます。

おばけの話が読みたいけど書けない。

棚井あきら
山科操

 

彼女だけがぼくに見える幽霊である。

あ、おばけがいる。そう思った。電車で覗きこまれている。おいおい、おれは寝てるんだぞ。
ゆらりとかがみこみ、体をひねるようにしてこちらを見ている。うーん。こわいからやめてほしい。

 

ここから始まって、実は彼女は前世の恋人で自分を追ってきたみたいな話が読みたい。書くのはね、試みてみたんだけど、長い話書けないのよね。どうにも。昔っから。

 

おばけはなんとなく見える。太陽のフレアみたいにぼんやり見えて、はっきり見えたことはない。男か女かといえば、女かな?服は、うーん…白っぽいかな?くらいのやわらかい見え方。
正直霊感があるかといえば微妙で、勘違いの範疇で済みそうだった。

 

生き霊ついたら目が開かなくなるし、空気の悪い場所には足を踏み入れたくないし、廃墟とかめっちゃこわい。夜道はさしてこわくないが、夜の部屋のカーテンのコンディションをみて、今日はやばいやばくないを判断する。

トイレにこもって除霊をしてみたりするし、鏡をみてやべーやったかもってうんうん念じたりする。

 

私は除霊のバリエーションみたいなのはまるでない。白いずた袋の中に頭から人を放り込んで、足先まで入ったなーとおもったら縛って、ぐるぐるまわして右上にぽーんと投げるイメージ。それで軽くなったらおばけついてたし、軽くならなかったら肩こりなんだとおもってる。最近はノリで地獄行きにしてたけど地獄ってあんのかな?よくわからん。

 

おばけや守護霊ははっきり見えないけど、たぶん感覚としてどこか感じている。人を見て、疲れてるなーとおもったり、あれ?いつもと様子が違うぞ?と気づくのは早い気がする。

人に伝達したほうがいいのだろうか?というささやかな変化でも、いつもより大げさだなとか、いつもより落ち着きないなとかそういうことにすごくよく気づく。


今日はよほど調子が悪そうだなーと思ったら翌日敗血症で亡くなった人もいるし、なんだかテンションがおかしいぞ?とおもったら施設から歩いて家に帰っちゃった人もいた。今日はえらく不機嫌だとおもったら歯が痛かったり、なんだか元気ねーなとおもったら家族が入院していたりということもあった。

 

人に伝えたほうがいいことかどうか、この程度のこと言ってもなーとか、今忙しそうだしなーとか考えると言えなかったりする。
そんなことがよくあるので、気づいたことは前より言うようになった。たぶんそのほうがいい。んだ。